名古屋芸術大学の非常勤講師に決まったようです。
来年の後期3年生の授業ということですが・・・
芸大に建築構造分野という、かなりの難題。
工業大卒業の構造設計者がアーティストの卵に何を教えようか。
間違って微分積分なんかが出てくるバリバリの力学なんか初回からやったら、第2回からは一人も出席しなさそうだから、主に工作主体で考えたいとは思ってるけど、うまくいくだろうか。
構造的感性のひとつとして、物がどのように壊れるかイメージできることがあると思うので、なにか作って壊してみて、どうして壊れたのか検証。 そしてスマートに補強することによって性能を向上させて、より完成された構造物をつくるような授業をやれたらと今考え中。
いや、まだまだ先だから今考えなくてもいいか。
2008年10月30日木曜日
2008年10月27日月曜日
カオス
今日は、とある工場から耐震性の評価をして欲しいとの依頼により、現地を視察してきました。
前事務所でも工場の設計をしたとき、1年程度でラインを変えるから柱とブレースを取りたい等の相談があったので、工場はそんなものだと頭にはあったものの、今日見たところは昭和初期の部分から比較的最近建てたものまで密集しているだけでなく、それぞれを繋ぐ屋根を架けたり、明らかにそこにあったであろう柱が無くなっていたり。 そもそも、どこからどこまでがどの建物か把握するのも困難な状況です。
う~~~~ん。
ラインを止めずに必要な補強をしたいとのことですが、外付けでフレームを追加する敷地の余裕はないし、内部にフレームやブレースをつけることはほぼ不可能。
さて、どうしたものか。
前事務所でも工場の設計をしたとき、1年程度でラインを変えるから柱とブレースを取りたい等の相談があったので、工場はそんなものだと頭にはあったものの、今日見たところは昭和初期の部分から比較的最近建てたものまで密集しているだけでなく、それぞれを繋ぐ屋根を架けたり、明らかにそこにあったであろう柱が無くなっていたり。 そもそも、どこからどこまでがどの建物か把握するのも困難な状況です。
う~~~~ん。
ラインを止めずに必要な補強をしたいとのことですが、外付けでフレームを追加する敷地の余裕はないし、内部にフレームやブレースをつけることはほぼ不可能。
さて、どうしたものか。
2008年10月21日火曜日
BGM
音楽を聴く習慣があんまりないので、事務所では無音状態で仕事してることが多いのだけど、この前遊びに来た友人が
「一人で無音で仕事してるのか? 気持ち悪い。」
との指摘があり、そう言われてみればそんな気もしたので、iTuneに昔入れといたピアソラ、パヴァロッティ、川井郁子、葉加瀬太郎 なんかをループしていたのだが、飽きてくるのでお笑いのpodcastなんかも混ぜて聞くようになりました。
それで、そのpodcastのお笑いがAMラジオの放送番組の収録後にとっているものなので、無性に本編が聞きたくなりAMラジオが聴ける環境を構築することにしました。
そして本日、ワンセグチューナー+FMラジオとほぼ同額のAM+FMチューナーを「ワンセグとAMが同じ価値かよ?!」と思いながらも購入し、事務所でラジオを聞けるようになりました。
よく考えてみると、クラッシックにAM・・・ いい歳になったようです。
「一人で無音で仕事してるのか? 気持ち悪い。」
との指摘があり、そう言われてみればそんな気もしたので、iTuneに昔入れといたピアソラ、パヴァロッティ、川井郁子、葉加瀬太郎 なんかをループしていたのだが、飽きてくるのでお笑いのpodcastなんかも混ぜて聞くようになりました。
それで、そのpodcastのお笑いがAMラジオの放送番組の収録後にとっているものなので、無性に本編が聞きたくなりAMラジオが聴ける環境を構築することにしました。
そして本日、ワンセグチューナー+FMラジオとほぼ同額のAM+FMチューナーを「ワンセグとAMが同じ価値かよ?!」と思いながらも購入し、事務所でラジオを聞けるようになりました。
よく考えてみると、クラッシックにAM・・・ いい歳になったようです。
2008年10月15日水曜日
地盤と基礎
地盤は調査しても、調査した位置と別の部分で問題がある場合がある。
一応、設計瑕疵として賠償保険が下りるのは、調査した箇所でのデータで設計ミスがあり、その結果建物に損傷があった場合で、それ以外は設計瑕疵じゃないから保険は下りない。
基本的には「土地」は施主の持ち物で、その部分の欠陥は施主の責任であるという理論だということです。
だけど、実際には何の知識もない施主が不運にも、前に建っていた建物の解体の影響か何かで一部に地盤の弱い場所があって建物が傾くなんて場合、救われないことがあるらしい。 もちろん、前にどのような使われ方をした土地かのヒアリングや、地盤調査を行うけど、それらの調査をすり抜けるように危険部分が存在してしまうこともあるため、設計・施工の人間が良心的に設計を行っても問題があったときに、それを全面的に設計や施工が悪いと言われても、なかなか「はいそうです。すぐに直します」といえません。
そこで、その責任関係があいまいな地盤部分を保障する会社が存在するようで、某住宅のプロデュース会社がトラブル防止のために、基本的にそこに依頼しているらしい。
ちなみに、今回その仕事を請け負ったのだが、どうやらその会社は地盤調査と地盤改良をセットで行い保障を出すシステムらしく、さらには基礎そのものの設計・監理まで行う。
当然地盤と基礎はセットのようなもので、地盤によって基礎形式を検討するのだが、同様に基礎と上部構造も密接につながっているため、基礎の部分にまで口を出されると、基礎が脆弱なせいで上部構造が損傷を受けた場合誰が責任を取るのだろうか・・・
恐らく、ここまでで通常の建売住宅クラスより安全側の設計となっているだろう事は想像できるので、無駄な心配かもしれないけど、なんだか気持ち悪い。
一応、設計瑕疵として賠償保険が下りるのは、調査した箇所でのデータで設計ミスがあり、その結果建物に損傷があった場合で、それ以外は設計瑕疵じゃないから保険は下りない。
基本的には「土地」は施主の持ち物で、その部分の欠陥は施主の責任であるという理論だということです。
だけど、実際には何の知識もない施主が不運にも、前に建っていた建物の解体の影響か何かで一部に地盤の弱い場所があって建物が傾くなんて場合、救われないことがあるらしい。 もちろん、前にどのような使われ方をした土地かのヒアリングや、地盤調査を行うけど、それらの調査をすり抜けるように危険部分が存在してしまうこともあるため、設計・施工の人間が良心的に設計を行っても問題があったときに、それを全面的に設計や施工が悪いと言われても、なかなか「はいそうです。すぐに直します」といえません。
そこで、その責任関係があいまいな地盤部分を保障する会社が存在するようで、某住宅のプロデュース会社がトラブル防止のために、基本的にそこに依頼しているらしい。
ちなみに、今回その仕事を請け負ったのだが、どうやらその会社は地盤調査と地盤改良をセットで行い保障を出すシステムらしく、さらには基礎そのものの設計・監理まで行う。
当然地盤と基礎はセットのようなもので、地盤によって基礎形式を検討するのだが、同様に基礎と上部構造も密接につながっているため、基礎の部分にまで口を出されると、基礎が脆弱なせいで上部構造が損傷を受けた場合誰が責任を取るのだろうか・・・
恐らく、ここまでで通常の建売住宅クラスより安全側の設計となっているだろう事は想像できるので、無駄な心配かもしれないけど、なんだか気持ち悪い。
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